リラックスしてうろついているのか、どっかに移動させられてこわばっているのかで、鰓の状態が変ったりします。これはやっかいだ。
Gymnodoris sp.8 「沖縄のウミウシ」120ページ No.243の種です。一見鰓は円形に見える。
でもリラックスして十分に鰓を伸長するとこうなる。後部は空いています。
そういうことを踏まえて、この一見ヒメキヌハダウミウシみたいに見えるが鰓の形状が合わない個体を考えると、やはり標本を採るか鰓の形状をきちんと撮影しなおさないとナントモイエナイという結果になってしまうのです・・・
Gymnodoris sp.9
ヒメキヌハダは鰓は半円。外套膜周縁に小さな突起が並ぶこともある、という記述から、「周縁」がどうにか判別できると考えられます。この個体は向こう側の外套膜周縁の前の方に小さく2個の突起が認められますね。鰓以外はぴったしだけどなー